![2010年7月6日(火)9月5日(日) 東京国立博物館 平成館[上野公園] Tokyo National Museum Heiseikan [Ueno Park]](./images/mod_information_cap.gif)
この展覧会は、中国の河南省[かなんしょう]で出土した数々の名品に焦点をあて、中国文明の誕生と発展のあとを紹介します。2009年末に報じられた「三国志」の英雄・曹操[そうそう]のものとされる墓が発見された河南省は、中国大陸を西から東へ流れる黄河の中流域に位置する中国王朝発祥の地です。中国最初の王朝といわれる夏[か]の中心地は、河南省にあったと考えられます。その後、商[しょう](殷[いん])の安陽[あんよう]、後漢[ごかん]・魏[ぎ](三国時代)・北魏[ほくぎ](南北朝時代)の洛陽[らくよう]、北宋[ほくそう]の開封[かいふう]など、歴代の王朝の都が河南省におかれました。夏が始まった紀元前2000年頃から北宋が滅亡した12 世紀頃まで、河南省は中国の政治、経済、文化の中心地として栄えました。この展覧会は、「王朝の誕生」「技[わざ]の誕生」「美の誕生」という三つのテーマで構成されます。最新の発掘成果を交え、青銅器、金銀器、漆器、陶磁器、壁画、彫刻、文字資料など、150件をこえる名品が勢ぞろい。これらを通して、王朝、工芸技術、文字(漢字)など、中国文明を特徴づけるさまざまな要素がこの河南省で生まれ、ダイナミックに発展していくさまをたどります。今までにないまったく新しい視点からの中国展をぜひお見逃しなく。